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「セーラー服と機関銃」の渡瀬恒彦さん

ノスタルジー

女子高生がやくざの組長になり、少女から大人に成長していくこの作品は、主演が薬師丸ひろ子さん。14才で「野性の証明」でデビューをした時から、CMやポスターの鮮烈な印象が心に刺さって、本当に大好きでした。

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セーラー服と機関銃」には、最近悲報があった渡瀬恒彦さんが、組の若頭の役で出演されていて、これが最高に渋くてカッコいいんです。組長となった泉(ひろ子ちゃん)をさりげなく守り、泉も淡い思いを抱く相手です。

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セーラー服と機関銃

最初の場面、「星泉さんですね」と聞くところ、その後の、報復で打ち込まれた時にひろこちゃんを守るアクション、完璧にカッコいいなあと思ってしまいます。最後のセリフ「生まれて初めての口づけを、中年のオジンにあげてしまいました。わたくし愚かな女になりそうです。」は名言です。大人の世界を知った少女が、好きな人への思いを万感の思いで込めたキスには心が震えます。

思うのですが、ひろ子さん演じた数々の作品の様々な主人公たちを通じて、見ていた私たち女子は、大きな影響を受けたのじゃないでしょうか。子供だったので、10代の女の子がやくざの組長となるという非現実な話も、なんだかよくわからずリアルに感じて、なんかやれそう、というわくわくする気持ち。男性の中に紅一点、または男性とわたりあって打って出ていく行動力。母性というリーダーシップ。男性に媚びず、妙な女性アピールがない、さっぱりとした中性的な性格。この強くて冒険的な役柄に加えて、ひろ子さんご本人の素顔は、とても礼儀正しく丁寧でつつましやか。すべてひっくるめて、こんな風に生きてみたい!、と知らず知らず思ってしまっても当然な気がします。男性達も、寡黙で強くて渋くて、素敵ですよね~。

青春時代の憧れの人は、やっぱり少なからず生き方に影響を与えているのですね。

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