クイーン 〜輝ける日々 Queen - Days of Our Lives

BBCが2015年に製作放映した、英国の偉大なバンド、クイーンの結成からの活動の軌跡を辿った約2時間のビデオ番組Days of Our Lives。ロンドンから東京のフライト内で見ましたが、もの凄いインパクトで、感動的でした。思いのまま生きること、その代償、素晴らしい才能を持つ人達があくなき挑戦を続けてきたこと。

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改めてクイーンは、彼らの音楽が時とともに変わり、ヒット曲はどれもとてつもなくいい曲だけど、全然それぞれ違うんだなと、知りました。それは、一定の商業的成功を意識してのこともあれば、ファンや大衆が何を喜ぶか、一緒に盛り上がれるのかと考えて生まれた曲だったり、またメンバー4人が全員曲を作り提供するので趣向により同じようなものばかりにならず、カラフルなミックスになったんだそうです。

たしかに、有名な1975年のアルバム「オペラ座の夜」のボヘミアン・ラプソディのコーラスの重唱の重厚な感じは、1980年の Another One bites the Dust(邦訳:地獄に道連れ)のディスコ調というかソウルフルな感じとは全然違う。これらより前の、1974年のキラー・クイーンはポップなビートルズ系の感じもするし、全然違う。 


Queen - Killer Queen (Top Of The Pops, 1974)

ビデオでは、ブライアン・メイロジャー・テイラーが昔を振り返って語り、またこの2人が今もスーパー格好いいんですね〜。

ボーカルのフレディ・マーキュリーは歌がとんでもなく上手くて、舞台での存在感がもの凄いです。高音を押さずに軽く歌うところ、ぞくぞくします。名曲「伝説のチャンピオン」の、サビのwe'll keep on fighting〜のところ等は、腰が砕けそうです。


Queen - We Are The Champions (Official Video)

1991年にフィレディ・マーキュリーは45才で亡くなります。These are the Days of Our Livesというのがフレディ最後のプロモーションビデオの曲となりました。邦訳は輝ける日々。意訳ですけど、いいですね。

他アーティストが参加しての追悼公演も、ビデオ内で取り上げられていましたが、フレディに代わってボーカルを務めたジョージ・マイケル、彼も本当に歌が上手かったのだなあと感激でした。

私などが語るのもどうかと思いながら、刺激が強すぎてもうどうにも止まりませんでした。クイーンはロックバンドとひとくくりにできない、凄いバンドだとよくわかりました!