クリケット観戦 〜 ロンドン Lord's Cricket Ground

今日は人生初のクリケット観戦。St. John's Woodにあるクリケット場は比較的近所でもあり、何度となく通りかかっていて、外見にはなんとなくぱっとしない印象だったのですが、中に入ってみると…日本の野球場のような解放された広々としたフィールドに、イギリスらしい伝統的なパブや緑の木々に囲まれたレストラン、ピクニックできそうなちょっとした芝生の広場など、とっても雰囲気がありました。特にメンバーの特別席があるきれいなスタンド付近は、集う方々もジャケットにネクタイ、女性もドレスアップしていて、優雅な空気が流れていました。結構わくわく感があります。

f:id:pinacola:20170714071843j:image

f:id:pinacola:20170714071911j:image

f:id:pinacola:20170714071935j:image

f:id:pinacola:20170714072020j:image

ロンドンの2つのカウンティの2チーム、Middlesex対Surreyの試合。人気のカードでビッグゲームだったそうです。観客約2万7千人。ここローズ(Lord's)はMiddelesexのホーム。ピンクのユニフォームで、ファンもピンクのパンク風のウィッグ系帽子を応援に被り、盛り上がっていました。

もっと退屈でルールがよくわからず理解不能で、ついていけないかと思っていたら、全然そんなことはなく、見て教えてもらっているとだんだんわかってきて、かなり面白かった!

野球に比べて、打つのも前だけじゃなくて前後左右どこに打っても点につながるから、バットマン(バッター)は引きつけて打ったり、流して打ったり、バントみたいにしたり、長打狙いだったりと、様々。人気のある実力スター選手は、この打撃の幅が広そうです。アウトのパターンもいろいろで、かつあまりアウトにならないので、アウトになる度、皆チームが駆け寄って喜んでいる。アウトはほぼイコール、ファインプレーという感じ。

f:id:pinacola:20170714071637j:image

f:id:pinacola:20170714071615j:image

もっとゆるっとしたスポーツかと思いきや、投球は助走を疾走してかなりスピード出ているし、野手もここという場面では、がっちり掴んでたいへんな速球とコントロールで速攻でボールを送り、さすがプロの仕事… そして今日の試合は、各チーム1イニングで、取った点の多い方が勝ちなのですが、最後の最後で、一発ホームランなら打撃側が勝ち、アウトをあと2つ取れば守り側が勝つ!というかなり面白い展開に。結局制したのはMiddlesex。感覚としては、バスケットボールの終盤の大詰めの数秒で試合がひっくり返る、少しそれと似た感じでした。

全般として、単純じゃなくて、見ていてもじわっと興奮するようなスポーツ。イギリスらしいのでしょうね〜。

f:id:pinacola:20170714072044j:image