ひまわり 〜 ロンドン ナショナル・ギャラリー
ナショナル・ギャラリーでの絵画鑑賞。一度、神話をテーマにしたルネッサンス期の絵を見に来たことがありましたが、今回はもっと時代は下った後期印象派などの絵を中心に、見てきました。
ゴッホの「ひまわり」。東京にある絵より、レモンイエローで黄色が薄く明るいけれど、それ以外はほぼ全て構図など同じ。たぶん大きさも。
ゴッホの糸杉の絵。椅子の絵。椅子の方は、共同生活を試みたゴーギャンと喧嘩別れして去った後、椅子とパイプしか残っていない、寂しさを表現した絵とのこと。
ターナーの絵。勇姿を誇った船が、時代遅れとなり、小さな船に引かれて解体に向かう光景。ターナーはこういう世間の話題を集める、関心を引くようなテーマで多く絵を描いたのだそうです。もう一枚は、当時の新技術、蒸気機関車の絵。
ルネッサンスのルーベンス、神話画のサムソンとダリラ。サムソンの筋骨隆々とした様子や、ダリラの表情や体、後ろのお婆さんの悪人風まで、微細に書かれた秀作。
ダヴィンチの岩窟の聖母。同じ絵が2枚あるのですが、最初のはガブリエルの手や、マリアの手が不自然だったり、キリストがどれなのか紛らわしい絵だったので発注者から断られ、書き直したとのこと。こちらの作品は、書き直し後のもの。ダヴィンチは顔などの表情、こんなにも繊細に描くのだなあ、と初めて知りいいなと思いました。
こんなに素晴らしい作品を、広々とした空間でゆっくり見られるのは本当に豊かなことですね。 また来よう。
コリンシアホテルロビーのクリスマスの飾りつけ。こちらも素敵でした!