春!ハムステッドヒースの散歩
今年は3月に雪、4月も10度以下の冬の寒さに耐え、いよいよ、今度こそ、春が来たようです!
この週末は連休で、お天気予報もずっと晴れて20度以上、の事前情報。会社でもどこでも、みんな待ちに待ったこの情報に、興奮隠しきれないというか、喜びが溢れんばかりというか。とにかく嬉しさが街にもどこにも溢れているのです。
近所のハムステッドヒースを散歩してきました。気温25度くらいで初夏の陽気、まだ風は涼しいのですが、原っぱに寝転がる人たち。ここは海かビーチか?と見まがいます。ビキニの水着がたくさん。
半年の長くて日照時間が短い、暗〜い時期を越えて、日が長くなったし、あらゆる時を捉えてここでしっかり日光浴してビタミンDを補充せねば、ということでしょう。
ハムステッドヒースはロンドン北部にあって、広大な原っぱとこんもりした森、池などが続く自然のオアシスです。
帰りは、ハムステッド駅に向かって歩き、そこから住宅街を通って帰りました。雰囲気のある家や、草木や花が楽しいです。
イギリスではお天気の話題がとっても大事、と聞きますが、厳しい長い冬の後、こぼれるように輝く太陽に照らされると、たしかに神の恵みを感じます。そして思うのですが、 世界からあらゆる国籍の人が集まり、また階級や階層もあって、それぞれが結構ばらばらに文化を守って必ずしも融合していないロンドンで、皆が共通して持っている関心事は、お天気なのかもしれません。長くて暗い冬を乗り越えれば、誰にも平等に、同じ素晴らしい春が来る。春の訪れを皆が心待ちにして、自然を感じてそれぞれのやり方で楽しむ。そして話題にする。シンプルだけど幸せなことですね。