ロンドンV&A博物館~本当にたくさんの最高のコレクション

サウス・ケンジントンにあるV&A博物館(ヴィクトリア&アルバート博物館)は、赤レンガに大理石の壮麗な建物に、本当にたくさんの世界最高峰の展示品が並ぶ、興奮と溜息の博物館でした。コレクションは、絵画、彫刻などの美術品に、ジュエリー、金銀、アイアン等金属、建築、服飾、家具やモダンアートなどの工芸品、それらが、ヨーロッパからアジア、アフリカ等世界を網羅して、また時代も中世から現代まで、すごい!

彫刻のギャラリー

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大きな作品がたくさん。この圧倒的な感じは、奈良の大仏であればやっと互角か。

イタリアのアントニオ・カノーヴァは繊細で好きな彫刻家ですが、「三美神」がありました!人の気配がほとんどない、3階の展示室にひっそりと。ベッドフォード侯爵の依頼で製作したもの。柔らかい曲線と大理石の白い艶が、とても美しい。

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なんと、絵の中にカノーヴァが、ルーブル美術館像の傑作「アムルの接吻で蘇るプシュケ」と一緒に収まっているのを発見!英国のジョン・キャンベル大佐が依頼したもの。やっぱりあのアムルとプシュケ像は、たいしたものです。

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パリやロンドンのお屋敷を飾る、アイアンの美しい細工。

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なんと、ロンドンのレンガの建築の変遷まで、博物館の中で見られるとは!

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宝飾も素敵でした。

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なんといっても凄いのは、それぞれのコレクションが、全く違う内装と展示方法で、最も効果的に飾られていること。

素材感や色、デザインがポップな現代の家具のギャラリーは、部屋中の壁に古書を並べた落ち着いたクラッシックさと絶妙なコンビネーション。

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家具は、歴史と技術と、代表的なデザインを展示。

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日本の展示。

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私は裏口から入場。正面入り口を入ると、高い天井に目を見張るオブジェ。

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中庭の様子。

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レストラン、カフェも寛げて良さそうでした。

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とにかく驚きの連続。最高ものがこんなにたくさん、次から次へと目の前に現れて、目と心と頭をtsのしませ最高潮に刺激する場所に身を置ける幸せ!

これが博覧会、展示日本真髄なのでしょうか。

しかもロンドンの博物館、美術館の多くは無料って本当に嬉しいですね。