Let it Shine (BBC) ボーイ・バンド オーディション ~Final~

土曜日夜のお楽しみだったボーイ・バンドオーディションの最終回。勝ち抜いてデビューの座を射止めたのは、「Five to Five」でした。私も一押しでした(^o^) とにかく毎回のパフォーマンスが華があってカリスマ性があって、でも気さくでとてつもなく楽しい。素晴らしかったです。おめでとう!


Five To Five perform 'Tell Her About It' by Billy Joel - Let It Shine - BBC One

 この番組で出会った5人の男の子達。それぞれがすごく個性的。Curtisの歌は抜群で本当に凄い実力。もう一人Yazdanも、別の意味で、雰囲気のある歌のうまさが魅力。個人的に目が離せないのは、Sarioで、やんちゃで少し悪っぽくてでもかわいい、切れのあるダンスはカッコいいし、ちょっとした仕草がすごくチャーミング。楽しみですね~。審査員も言っていましたが、それぞれの個性が弾けているのがこのバンドの良いところでしょう!

選ばれた彼らは、今年9月のマンチェスターでのミュージカルデビューに向け、早速翌朝から始動するそうです。見に行こうかな、マンチェスターまで…

余談ですが、今回誕生したボーイバンドは、90年に結成されたビートルズ以来の英国では超人気バンドTake Thatの弟分みたいなイメージです(ずいぶん年代差はあるけど)。このご本家も番組内で特別ステージを見せてくれましたが、さすがでした。当時の曲を聴いてみると、なかなかすごくいいです。ロビー・ウィリアムは渋いタフガイですね〜。


Take That - The Flood

Let it Shine (BBC) ボーイ・バンド オーディション

土曜日の夜見るともなしに見始めたオーディション番組、Let it Shine(BBC)。これが見ごたえがあって、毎週楽しみなんです。

youtu.be

5人構成のボーイバンドをオーディションで選んで結成し、ロンドンのミュージカルでバンドとしてデビューさせようという企画。審査員はかつての人気ボーイバンドだったTake ThatのGary Barlow、Spandau BalletのMartin Kemp(素敵なおじさまたち)ほかです。

来週がファイナル。予選を通って選ばれた男子たちが作った5つのバンドが、昨日のセミファイナルで3つに絞られました。ハードな練習を重ねてだんだんと完成度が上がっていく様子や、バンドなので5人のチームワークやfriendshipが作られている様子もわかのですね。

なんといってもすごいのは、実力・水準の高さ。私は歌のことが少しわかるくらいだけど、「うまいなあ」と感心、感動する若い男子たちがなんと多いことか。特別にすごい人たちも結構いて、さすがショービジネスの層の厚さかと感じます。あとは骨格と呼吸と自由奔放度の違いかな...

今のところFive to Fiveとうバンドが私の一押し。パッと舞台で明るく華があるんですよね。歌ももちろんうまいし、ダンスも決まっていて、ずっと見ていたい。元気が出ます。

こちらの審査員達は、リアクションがはっきりで率直。素晴らしい出演者には惜しみのない賛辞、辛口もあったりして、良いところ、悪い点も述べる。これがまた、結構心がこもっていたり、技術的なちょっとしたアドバイスだったり、いいんですよね。

さて来週、どんな結果になりますやら。

英国ロイヤル・オペラ「アドリアーナ・ルクヴルール」

雪がちらつく寒い夜、コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラハウスでオペラ「アドリアーナ・ルクヴルール」を見てきました。

主役のソプラノは、人気・実力・ヴィジュアル揃った世界最高の歌手のひとりアンジェラ・ゲオルギュー。スターの登場を心待ちにしているオペラファンは多かったのではないでしょうか。

イタリアのチレア作曲のこのオペラは、コンサートなどでソロで歌われる有名で美しいソプラノのアリア(独唱)があり、音楽も軽やかで心に沁みるきれいな旋律があり、ソプラノ、テノールバリトンメゾソプラノがそれぞれ聞かせどころがあって、声の競演にうっとりわくわくするオペラです。

お話は、人気と実力を備えた女優アドリアーナ・ルクヴルール(フランスの実在人物)(ソプラノ)と貴族のマウリッツイオ(テノール)は恋仲ですが、このマウリッツイオは貴族の有力者ブイヨン伯爵夫人 (メゾソプラノ)に政治的な後ろ盾を頼り、夫人はマウリッツイオを愛している(いわゆる三角関係)。恋敵の二人の女性がそれはそれは激しい火花を散らした挙句に、女優のアドリアーナがマウリッツイオの愛を得るものの、恋に敗れた伯爵夫人が仕込んだすみれの花の毒によりアドリアーナは命を失う、という話です。

歌われる言葉を全曲追っていくと考えさせられたり、感じたり。。。大女優は今でこそセレブリティ。でも18世紀当時は女優と貴族は身分違いの恋。芸術に真摯に身をささげるつつましやかな庶民のアドリアーナと、貴族たちが対比され、彼女の純粋さ、強さと素朴さが胸を打ちます。これがヴェリズモ的なものということかしら。。。

ゲオルギューは、華やかで、とても綺麗。歌もしっかりと丁寧に歌われて心にしみじみとして、貫禄があります。本当にスターだなあと思います。


Angela Gheorghiu - Adriana Lecouvreur: Io son l'umile ancella - New York 2005

(それにしても、難しいアリアですね、、、Brava!)

もう1人、若いアドリアーナに父のように愛情深く寄り添う劇場のマネージャーのミショネ(バリトン)。アドリアーナへ秘めた恋心を持っている。今回はGerald Finleyが演じ、とても良かったです。年の違いもある恋、実らない思いに戸惑いながら、その思いを歌い上げるバリトンの深い声が素晴らしかった。

テノールのBrian Jagde、メゾのKesenia Dudnikovaは二人は比較的若手と思いますが、すごくよかったです。聞かせました。

4人が皆良かったので、全体として素晴らしい声の競演となりました。ほっこり、幸せな気持ちになれる公演でした。

おまけに、ゲオルギューはスターなのに、カーテンコールの様子を見ると、気さくな感じがしました。

もうひとつおまけに、以前「アドリアーナ・ルクヴルール」を見たのは、2007年頃のNYメトロポリタン・オペラですが、マウリッツィオをプラシド・ドミンゴが演じました。実は、彼のはるか昔のメトロポリタン・オペラデビューがこの作品のこの役だったとかで、何十年目かの記念で再度この役を歌い、観客も期待いっぱいでした。一言でいって、すごくモテる若い素敵な男性の役どころですが、ダンディなこのバリトンは、年月を経ても声も風貌も演技も変わらず素晴らしく聴衆を魅了したのでした。

 

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ロンドンのアンティーク〜Spitalfields(スピタルフィールズ)マーケット

毎朝のCityへの通勤の途中、Shorditch High Streetの駅から歩くと、フリーマーケットのSpitalfieldsマーケットを通ります。

朝の時間は、皆さん品物を出して並べて準備中。それぞれ個性があり、思い思いに素敵に飾られたディスプレイがとても楽しい💛

昨日木曜日は、銀製品の燭台やカトラリー、色やデザインもカラフルで華やかな食器類などが目立ちました。金曜日はレコード市だったり、変わるみたいです。

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40歳「不惑」、50歳「知命」

40歳にして惑わず、50歳にして天命を知る。

なんかこう言ってしまうと、かけ離れた凄い人や聖人、徳者の立派な偉業みたいに思えるけど、最近同僚と話をしていて、実はそんなではなく、ごく身の丈の自分を認めたうえで、どう生きたいのか、ということなのではないかって。

本性、本質な自分はもはや変えられないし、変える必要もない。そんな今の自分で自然体でいて、なにか天命を果たせることが、必ずあるはず。

そう思うと、すーっと楽になって、それでいいんだ、って思えてきます。パワーが湧いてきます👍🏻

 

 

ロンドンの住まい

 

初めてのロンドンでの住まい(フラット)の契約更新を終えました。

お家賃はもともとの約束通り、物価上昇率に応じてアップ。困っていることは対応をお願いしてみたところ(鳩が来るので鳩避けつけてください、など)、すんなりと了解していただけました。思ったよりスムース。

昨年4月から住んで、もうすぐ1年。だんだんとこの家にも愛着が湧いてきました。ロンドンでは築10年はとても新しい方で、トラブルらしいトラブルもなく快適です。

赤い色のお気に入りの部屋の一画です。

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2017年のてんびん座

2017年のてんびん座は「12年に一度の幸運期」にあるそうです。

とはいっても、楽をしてぼっとしているだけで、幸せが訪れるっていうことでもなくて、一生懸命にいろいろ頑張ってみて、それなりにたいへん~、なんだけれども、振り返ってみると「ああ、こんな結果になって、やっぱりラッキーに恵まれていたんだな」と思うような年なんだそうです。

 これまでの価値観や心地よかったこと、好きだったことが変わってしまったり、新しいことに興味を持ったり、大事な人と出会ったり、離れたり、なんてこともあるそうです。

 心が喜んだり、体が嬉しかったり、そういう感触。人生の優先順位を少し変えて、豊かな時間を作りたい。偶然にも年の初めから自然とそんな風に変わっていく出来事が起こっているのは、天の声かしら。

1年後どんなことになっているのかな。。。💛