リコー全英女子オープン 2017 観戦

8月初め、女子ゴルフのメジャートーナメント、全英オープンを観戦してきました。今年は、スコットランドのKingsbarnsという町にある、キングスバーンズ・ゴルフ・リンクスでの開催。エジンバラ空港から車で約1.5時間。ゴルフ発祥の地セントアンドリュースのすぐお隣にあり、とってもきれいな海岸線にあるコースでした。

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見ていて思ったのは、選手の皆さん全く力みがないということ。なのに、ターフはすごく取れるので、ショットは力強いってことですね。とっても淡々としています。あとは、下半身がずっしり安定して、全然揺るがない。すごいなあ。

リディア・コーさん、ミシェル・ウィーさんの組に着いて回りましたが、ミシェルさんは、背が高くて体格は男性並みです。腰もすごく落とした感じのショット。リディア・コーさんは今回あまり奮わなかったようですが、力強いショットとグリーンでの傾斜を慎重に確認する姿が印象的。そういえば、ミシェル・ウィーさんは、ずっとキャディーさんと話をしていろいろ確認しながらプレーしていました。初日ってこともあるのでしょうけれど、やはりキャディーさんのアドバイスは大事なのですね。

その後は宮里藍さん、ポーラ・クレーマーさんの組。藍さんは、とっても小柄でびっくりでした。今年で現役引退されるので、最後の全英オープン。ポーラ・クレーマーさんはピンクパンサーのヘッドカバーが、可愛かった!

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途中、スコールのような土砂降りになって、試合中断。空を見続けていると、雲行きで雨が降りそう、ってだんだんとわかってくるみたいです。

あくまでマイペースでひたすら自分のゴルフをするのみ。良くても悪くても淡々と。勉強になりました〜。

ボイストレーニング発表会&歌うこと

今回の帰国の間、ボイストレーニングの発表会(もう5回目)があり、歌いました!

ライブハウスで、歌うのはポップスで、カラオケをバックにですが、プロのすご腕PAの方が私達素人にも手を抜かずに音を作ってくださるので、舞台に立ってライトを浴びると、本当の歌手になったようです。楽しかった!

↓リハーサルの一コマとライブハウスの雰囲気

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先生は、関西ではクラッシック、東京ではポップスを教えていて、私は今ロンドンからFaceTimeでレッスンしています。技術と指導は本質的で的確で、でもレッスンは楽しくて面白くて笑ってばかり、でも目指す方向性のためには妥協は一切なし。いつも元気をいただいています。

上手く、きれいに、音程を外さず、歌詞を間違えず歌ってつまらない歌になるくらいなら、ズレても粗くても声にならなくても、体でしっかり息をして表現する方がずっとずっと感動に近い。クラッシックもポップスも共有している。何のために歌うのか、いろいろあると思うけれど、いつか感動する歌を歌いたい!  そのために何ができたらいいかは、よくわかってきているのですが、まだまだ体がするすると動かない。すごくシンドイことなので、さぼりたくなる… できたことを、忘れてしまう… まだまだ挑戦は続きます。

歌のことを書くのは難しいなあ...何かいつも言い足りないような気がしてしまって。

ロンドンに戻る前日のレッスンでは、今井美樹さんの「瞳が微笑むから」を練習。その後、カラオケ屋さんで、これからの練習用の伴奏カラオケをCDに録音。中島美嘉さん「雪の華」 、プリンセスプリンセスの「Diamonds」、浜崎あゆみさんの「Seasons」などをとりあえずロンドンへ持ち帰ります。Diamondsは素晴らしい曲だけれども、歌い方次第では単なるカラオケ熱唱になってしまうリスクのある曲。歌ってはダメで、とにかく叫び続けられないと…。Seasonsはロック風ですごくカッコいいけど、歌はやや単調すぎるかな… それからロンドンに戻るフライト中で聞いた、中森明菜さんの「スローモーション」、薬師丸ひろ子さんの「あなたを ・もっと・知りたくて」も、すごく懐かしいけどいい曲だなあ〜。

里帰り気分

ここ3日間は、東京・町田市の実家で過ごしています。ロンドンに転勤する前にも、都心の家から時々家には顔を出していたのですが、やっぱり外国から休暇で戻って来て、まとまって長く泊まりゆっくりする時間は、特別です。故郷に戻ったような、里帰り気分。部屋には(だいぶ捨ててしまったものもあるけれど)子供の頃からの本やモノがあり、家の周りには子供の頃と変わったところもあるけれど、変わっていない懐かしい風景がある。特になにをするでもなく、遊びに来た従姉妹と話をしたり、ペットのココちゃんと遊んだり、本を読んだり(村上春樹ダンス・ダンス・ダンス)、ふらっと外に出かけて歩いたり、庭を眺めてみたり。

今日は、大蔵にあるゴルフ練習場へ。とても気持ちよく広々として、快適でした。クラブも貸していただきました。父によると、ずっと以前からあるドライビングレンジだそうです。とても趣のある素敵なラウンジがあって、また来たい、と思いました。

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お昼は「シャーロック・ホームズ」で、炭火焼きハンバーグランチ。レアでも食べられるお肉を炭火で焼いて、あつあつの鉄板に乗ったハンバーグが運ばれてきます。野菜もたっぷり。ソースが何種類もあって、ガーリックしょうゆ、大根おろし和風、トマトソース、デミグラス等いろいろ。ほっぺた落ちるほどおいしくて、幸せでした。

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その後は、ふらりと近所の雑貨店George`sへ。日本の雑貨屋さんは、楽しいです。(百円ショップも感激しちゃいます)このお店は、前身のお店の名前がPier 1 Importだった時からここにあって、もう何十年。こまごましたものを買いました。服や、ロンドンの家に置くちょっとした飾り物や、花と果物の手書き風のマグカップ、実家の大きなクッションのカバー。

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朝が苦手なこともあって、仕事に近くて便利な都心に住むようになって長らく経ちます。今回こうやって、地元をゆっくり歩いてみると、住んで暮らすにはずいぶんいいところがあるよなあ、と今更ながら感じます。もしこれからもゴルフを続けるなら、練習場はとても近くて便利。最近ちょっと思っている、田舎暮らし風の野菜作りとかだって、チャレンジできる。あくせくせず、自然が近くてマイペースな暮らし。もともと子供の頃は、それがお馴染みだったのですよね。

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父の料理を今回もたくさん食べさせてもらいました。とってもありがたいことです🌼

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築地 美味しいもの

銀座の美容室に行った帰り、教えていただいた築地駅近くの「和」の美味しいもの屋さんへ。わくわく、うきうき楽しい時間でした。

「佃茂」(佃煮)

築地駅の出口からすぐ近く。100年以上の老舗の佃煮屋さんです。いただいてみると、素材の味がとてもしっかり伝わって来て、だから材料が違えば何一つとして同じ味にならず、しみじみと美味しいなあ、と感激します。初めての方は、佃煮というものの美味しさを新体験して、びっくりすると思います!包みもお土産用に、とてもきれいに作ってくださいます。

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今回は父や妹にもと思って、「わかさぎの唐揚煮」「うなぎの佃煮」「あさり佃煮」に、「黒酢大豆」「栗入り粒あん」を。家族たちの感想は「美味しい!!!」。新鮮な材料に、上質な調味料を使われているのですね。味付けは、醤油やみりんなど、基本のシンプルなものだけで、余計なものはなし。でも味わい深いんです。

ロンドンに帰る直前に、また自分用、お土産用に買いに行こう!と思っています。接待・会食の手土産の本でも、紹介されているとのことです。

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こちらも駅すぐ近く。今は毎朝出勤前にお茶を淹れて飲んでいるので、おいしい緑茶をロンドンへ持ち帰ります。ほうじ茶も食事の時には美味しいですね。

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その後は、すぐ近くのコーヒー屋さん「ターレットコーヒー(Turret Coffee)」で一息入れました。ハワイ風でありながら、ゆっくり座れる畳風のベンチあり、ゆったりした雰囲気の素敵な店内。ラテアートで、くっきりハートが描かれたコーヒー。丁寧に作っていただき、美味しくいただきました。

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すぐ近くには、築地本願寺。堂内にはパイプオルガンがありました。古代インド様式をモチーフとしているようですが、全体として、仏教なのに、洋の要素が取り入れられた雰囲気の建物・内装が印象的。

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楽しい築地散歩でした。東京の夏満喫しています。

美と輝きの女神 アグライア in 銀座

夏休みでロンドンから東京に戻ってきています。いつも戻ってすぐに、美容室に行きます。お世話になっているのは、銀座のヘアサロン「アグライア」さん。とても居心地がよく、スタイリスト、スタッフの皆さんが明るくて温かい、素敵なお店。いつも元気をいただいて帰ります。

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ロンドンは水がとっても硬いためか(対策せず放っておくと、シャワーの目が白く石灰で詰まって出なくなるほど)、髪もどうしてもダメージを受けやすくなっていて、今回はトリートメントをしていただき、見違えるように元気になりました。

また、私はヘアスタイリングに日々まったく時間をかけたくないし、方法がよくわからないので、「ドライヤーでざーっと乾かしただけでも、綺麗にいられるスタイル」を希望しています。これは、カットの腕の優れたスタイリストさんでなければ叶えられない願いらしいのですが、完璧にこの願いを叶えていただけます。さらに、次の願いは、ヘアスタイルは基本お任せをして自分では考えて行かず、それであっても、自分に似合った素敵な髪形にしていただける、ということ。毎回自分でもびっくりするくらい、素敵になるんです~。パーマもカットもその時々の流行を取り入れつつ、でも個性を見てくださっている。そしていつも同じ、ということがない。様々なスタイルに変えていただき、エレガントだけどファッショナブルという感じです。

お店でのいろいろなお話も、とても楽しくて、あっという間に過ぎてしまいます。いつも本当にありがとうございます!

さて、お店の名前「アグライア」はギリシャ神話の三美神のひとり、アグライアから取れられているのだろうと思います。アグライアは美と輝きの女神。西洋美術や彫刻の題材でも取り上げられ、ため息が出るような素敵な作品があります。

ルーベンス作「三美神」(プラド美術館

今年の冬にスペイン・マドリッドプラド美術館で見た絵画の中で、本当に3人の女神がうっとりするように美しく描かれていて、一番印象に残りました。

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カノーヴァ作「三美神」(エルミタージュ美術館

こちらはまだ自分の目で見てはいませんが、写真からもその美しさがうかがい知れます。彫刻家カノーヴァについては、以前ルーブル美術館で「アムルの接吻で蘇るプシュケ」に魅了されてしまったことがあり、きっとこの作品も繊細かつ力強い素晴らしい作品なのだろうと思います。いつか見にいきたいな。

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プッチーニ歌劇「トゥーランドット」~英国ロイヤル・オペラ

プッチーニの最後の作品で壮大なグランドオペラ、「トゥーランドット」。初めて聴く・見るオペラハウスでのライブ、とても楽しみにしていましたが、心の底からああなんて素晴らしいオペラなんだろう、と感動のひと時でした。

蝶々夫人」は日本が舞台、この「トゥーランドット」は中国が舞台。音楽には東洋の雰囲気が色濃く取り入れられています。トゥーランドット姫は皇帝の娘で、誰もを虜にしてしまうような美しさと威厳を持っている。先祖の姫が、かつて侵略されて受けた恥と死から、世の全ての男性に対して復讐を誓っている。自分は誰のものにもならない、と。一方で、この国の法では、美しいトゥーランドットに求婚し、3つの謎を解いた勇敢な者は結婚できるが、解けなければ命を落とす決まりで(おそろしい首切り役人がいる)、これまで数多くの高貴な王子たちが犠牲となってきた。オペラのあらすじとしては、カラフという若者がトゥーランドットに一目ぼれしてしまい、この謎に挑戦して見事これに勝ち、最後には結ばれるというもの。ここでポイントなのは、カラフは勝って力で勝ち取ることをよしとせず、愛や感情がなく男を嫌っているトゥーランドットに迫って、「好き」「恋愛」の感情を呼び起こして本当にラブラブになる、というところ。

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・本当にあらゆる面で、ゴージャスなオペラ。オーケストラは金管が厚く華々しく、リズムも躍動感があり、重厚。舞台は中国の宮殿を舞台に、赤や黄色、緑、ピンクに金銀に白と、鮮やかな衣装と装置で圧巻。登場人物も多く、非常に個性があり、情緒的な部分も多分に表現されている。声の面では、主役のトゥーランドット姫はソプラノ最高峰の難役で、高音もあるし、ドラマチックな深みのある強い声がないと、全くつまらないという、たいへん要求水準が高い役。カラフもしっかりした声のテノールでパワーが必要、華を添える忠実な女奴隷役のリューは可憐で純粋でありながら、歌は深い声でしみじみと聴かせるとても難しくて感動的なアリアがある。あとはコーラスがあるオペラは、迫力があって至福の気持ちになります。いいですねえ。

・一番カーテンコールの拍手が大きかったのは、リュー役のソプラノ、ヒブラ・ゲルマーワでした。彼女のアリアは2曲とも、最高に美しく心でしみじみと感じる素晴らしさでした。これまで生で聞いたソプラノの中でも、一番かもしれません!ネトレプコのようにふくらみのある声ですが、もっと情感が表現されている気がします。もっともっと聞きたい、と思わせてくれました。

トゥーランドット姫役のクリスティーネ・ゲルケも、素晴らしかった。声量も抜群、深みとパワーのある歌は安定していて完璧でした。威厳のある立ち居振る舞いや、男嫌いでカラフを避けるアクションなども高貴なお姫様という雰囲気で、そういった演技をしながら、あれだけ歌えることがすごい。お化粧が、若干歌舞伎役者風(?)でしたが、中国のお姫様なので許せる範囲でした。この役は、難しさの割りに喝采を得られにくいように思います。ドラマチック過ぎて、感情を出さない役どころなので、高い水準のパフォーマンスをしても、ドラマの中としては感動を生み出しにくいんだと思います。

テノールのカラフ役はアレキサンドルス・アントネンコ。良かったです!この役は、ボリュームとパワフルさかなと思いました。有名なアリア「誰も寝てはならぬ」も、危なげなくでした。最後のvinceroはかなり短く切っていたので、少し残念だったかな。ただ、テノールの人に聞くと、この曲はつらいんだそうです。後半で高音が続き持ちこたえたところで、最後の最後で超高音で締めくくるのが、半端ではないそうです。生で聞いて、パヴァロッティでは、この役は声が軽すぎてきっと物足りなかっただろうな、と思ったりしました。

・落ちぶれた盲目の王ティムール(バス)、トゥーランドットに仕える3大臣ピン・ポン・パンも、すごく良かった。脇役まで聴かせるオペラ、こんな幸せなことないです。ピン(バリトン)が結構中心役で、コミカルだったり、ノスタルジーを情感深く歌ったり、細かい早いリズム感のあるメロディーもあって、アンサンブルとして面白く、聞きごたえあり。

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あっという間の3時間でした。観客も大拍手で、私もそうでしたが、女性は涙している方々もたくさん。私としては、このオペラのこのロイヤルオペラの舞台は、「人の愛する気持ち」というのがテーマかと思いました。 もちろん、カラフがトゥーランドット姫に愛する気持ちを芽生えさせるエピソードが王道なのですが、他にも、ひそかにカラフに思いを寄せるリューの報われない恋心と、命を差し出し自分がすべてを失ってまでも、カラフを勝たせようとする無垢な犠牲の愛。ティムールが、それまで一緒に旅をしてきたリューを失って、悲しみにくれ、その亡骸を大事に大事に運んでいく姿に感じる愛情、などなど。愛にはいろいろな形があり、どれも大切なもので素晴らしいことなんだと思いました。本当に良いオペラでした~!

最後に、カラフ役はスター歌手たくさんいらっしゃれど、やはりこの方、フランココレッリではないかなと思います。

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クリケット観戦 〜 ロンドン Lord's Cricket Ground

今日は人生初のクリケット観戦。St. John's Woodにあるクリケット場は比較的近所でもあり、何度となく通りかかっていて、外見にはなんとなくぱっとしない印象だったのですが、中に入ってみると…日本の野球場のような解放された広々としたフィールドに、イギリスらしい伝統的なパブや緑の木々に囲まれたレストラン、ピクニックできそうなちょっとした芝生の広場など、とっても雰囲気がありました。特にメンバーの特別席があるきれいなスタンド付近は、集う方々もジャケットにネクタイ、女性もドレスアップしていて、優雅な空気が流れていました。結構わくわく感があります。

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ロンドンの2つのカウンティの2チーム、Middlesex対Surreyの試合。人気のカードでビッグゲームだったそうです。観客約2万7千人。ここローズ(Lord's)はMiddelesexのホーム。ピンクのユニフォームで、ファンもピンクのパンク風のウィッグ系帽子を応援に被り、盛り上がっていました。

もっと退屈でルールがよくわからず理解不能で、ついていけないかと思っていたら、全然そんなことはなく、見て教えてもらっているとだんだんわかってきて、かなり面白かった!

野球に比べて、打つのも前だけじゃなくて前後左右どこに打っても点につながるから、バットマン(バッター)は引きつけて打ったり、流して打ったり、バントみたいにしたり、長打狙いだったりと、様々。人気のある実力スター選手は、この打撃の幅が広そうです。アウトのパターンもいろいろで、かつあまりアウトにならないので、アウトになる度、皆チームが駆け寄って喜んでいる。アウトはほぼイコール、ファインプレーという感じ。

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もっとゆるっとしたスポーツかと思いきや、投球は助走を疾走してかなりスピード出ているし、野手もここという場面では、がっちり掴んでたいへんな速球とコントロールで速攻でボールを送り、さすがプロの仕事… そして今日の試合は、各チーム1イニングで、取った点の多い方が勝ちなのですが、最後の最後で、一発ホームランなら打撃側が勝ち、アウトをあと2つ取れば守り側が勝つ!というかなり面白い展開に。結局制したのはMiddlesex。感覚としては、バスケットボールの終盤の大詰めの数秒で試合がひっくり返る、少しそれと似た感じでした。

全般として、単純じゃなくて、見ていてもじわっと興奮するようなスポーツ。イギリスらしいのでしょうね〜。

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