和食でほっこり

先週は日本で交流させていただいていた会のメンバーの方と、ロンドンで数年ぶりに再会しました。やっぱり和食がいい、とマリルボーンのCocoroで積もる話を。

その方は、4月から半年間の語学研修でロンドンにて、なかなかハードなきつい毎日の真っただ中。語学学校は厳しく容赦ないですね。英語での会話から、ビジネスの立ち居振る舞いまで、何を言ってもやっても先生は冷徹に指摘をする。そればかり続くと、大人であればそんな状況はしばらくご無沙汰なので、まあかなり参ってくると思います。それを思うと、駐在員でこちらの会社に組み込まれていると、多少は言葉や態度がそぐわなくても多めに見てもらえるので、その面では楽をしているのだな、と思いました。

でもそういう風に、厳しくきちんと教えていただけると、成果も大きいですよね。駐在員だと、努力しないとほとんど変わらない、なんてことはありそうです。

最後は締めのラーメンと、デザートはわらび餅風のお菓子でした。お料理は品数が豊富で、日本さながらの雰囲気で寛いで楽しいひと時でした。

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和食ついでに、今日は朝お弁当を作って、一仕事した後ゆっくり食べました。外は素晴らしいお天気です!

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まるで冬のロンドン & レコード市

この数週間、ずっと冬みたいな天気。晴れ間は時々、たいがいはどんより曇ったり小雨、10度前後なんて日もあり、マフラーに冬のコートです。寒いんです、これが。赴任してきた昨年春は、冬服を持たず、コートは薄手の春物だけだったから、もう本当に毎日寒くて寒くて辛かったなあ… 朝の駅の通勤でも、みんな冬仕様です。

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会社近くのSpitalfieldsマーケットは、金曜日のレコード市。朝も早々から、真剣に物色されている方々…

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今週のイタリアン in ロンドン

今週はたまたま2軒、イタリアンのお店へ。

1軒目は普段あまり行かないClerkenwellにあるPaesan。この近隣は歩いていてもとても雰囲気がある街並み。古い趣の建物をカジュアルなレストランにした感じです。店員さんは親切で、お料理も美味しかったです。さりげなく、お肉も良いお味で大満足でした。

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今日はシティの職場近くのこじんまりしたカジュアルなイタリアン、L'antipast City。オーセンティックでしたし、イタリア人の方々が故郷の味を求めて集まるお店、って感じでした。ブルスケッタはコショウがピリッと効いて美味。野菜のグリル、トマトソースのパスタ、海老とピスタチオ風味のクリームパスタ、そしてパルマハムのピザもモチッとした生地で、美味しかったです。

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ロンドンのレストラン、すごいですね〜。本格派ですね。また行きましょ!

英国ロイヤル・バレエ「うたかたの恋(Mayerling)」

ロイヤル・バレエの「マイヤリング(Mayerling)」観てきました。相当の人気演目のようで、チケット取る段階で既にかなりオーケストラ席は僅少。どうしてなんだろうと思いましたが、観てみてなるほどでした。

日本語ではこの作品は「うたかたの恋」とも言われます。お話は、オーストリアハプスブルクの皇太子ルドルフが様々な葛藤のあげく常軌を逸してしまい、身分違いの若いマリーと心中したという実際にあった事件。マイヤリングは心中した館のある場所の地名です。


Mayerling trailer (The Royal Ballet)

バレエとしては、過去見た中では「ロミオとジュリエット」に近い印象、つまりものすごい疾走感があります。音楽が登場人物の状況や心情を表現するので、一律的な美しさではなく、暗かったり怖かったり、甘美だったり官能的だったりドラマチック(作曲はリスト)。白鳥の湖とか、眠れる森の美女とかのような、おとぎ話や妖精の夢の美しい世界ではなく、生身の人間のどうしようもない性(サガ)を、古典の美しいバレエにダイナミックな振り付けを加えて、ものすごい迫力で表現する。主役は男性ですが、ずっと出ずっぱりで、たいへんにタフ。でもそのハードさが感動を生み出すように思います。

このように、一瞬も目が離せない舞台なのですが、私としては手放しで好きとは思えませんでした。理由は、ルドルフにはあまりにも恋愛感情がなくて、女性と次ぎ次ぎ深い仲になっていくのですが、本能的なだけでロマンチックな感情が微塵もないのです。また女性を含め登場人物が揃ってそういう感じ。バレエの表現としてはすごいなあ、と思うのですが、感情移入するには、やっぱり恋とか愛とか、叶わぬ想いとか、そういうものを介在させて欲しい、ああそういうやるせない感情があるんだから、激しい行為も仕方がないよねえ、と思わせて欲しいと思うのでした。

その点、ロミオとジュリエットは程よくいいですね。若い2人の極限状態での恋愛感情、止められない情動が、バレエで「わー、ここまで」というくらいに、表現されているのに参ってしまいます。音楽もいいですしね〜。

話戻ってこのマイヤリングで良いなあ、と思うのは、モダンバレエまでいかないけれど、古典のようにおとなしくなく定型的でもないので、男性の複数によるアンサンブルなど、躍動感あるところ。日本人プリンシパルの平野さんも、すごく力強くて素敵でした。

素晴らしい舞台でした!

5月 浪漫飛行

英国は5/1がアーリー・メイ・バンクホリデーの休日で3連休。ほとんど荷物を持たずに旅行に出かけて、素晴らしく自由で身軽で開放された数日を過ごしました。何をしたわけでもなく、部屋でゆっくりして、いつもしないような料理を作ってみたり、庭のきれいに咲いた花々を見て春を感じたり、ふらりと街に出かけてみたり。大事なこと以外は何もしなくっていい、自分の素になれる時間でした。お天気も爽やかで風薫る晴天。

今日は本当に奇跡としか思えないようなことがあって、すごくびっくりしました。ここで会うわけない人が向こうから歩いてきて、偶然に偶然が重なって、結果とても良かったという程度のことなのだけど、この超奇跡的な確率が現実になるってことは、幸先が良くて全てがうまくいきそうな前兆だな、って喜んでます。非日常の世界、おそるべし。余談ですが、もしそれが数分でもずれていたら、私は今夜頑張って仕込んだ筍ごはんとビーフを食べそこねていたことでしょう…ああ、危なかった、よかったよかった。偶然よありがとう。

浪漫飛行」、石井さんの歌はいいですね〜。ロマンチストですね。


浪漫飛行(D-DREAM Ver.) by TATUYA ISHII

"何もかもが、知らないうちに 全てが形を変えてしまう前に

いつかその胸の中までも 曇らぬようにright away 追いかけるのさMy friend

トランク一つだけで 浪漫飛行へ in the sky 飛び回れ My Heart

忘れないで あのときめき 1人じゃない もう一度 空へ" 

いつまでもこうやって 曇らない心で、毎日の自分がちょっとずつ変わっていく中で、さりげなくささやかな楽しさを大事にしていこう^o^  気づかないうちに、少しずつ忘れていってしまうことのないように。素晴らしかった休日への感謝の気持ちとともに。

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ヒースロー空港のラウンジ

今朝は早起きしてロンドン・ヒースロー空港へ。ドイツのデュッセルドルフへ出張です。今週はロンドンは冬の寒さ。最低気温が3度とかです‼︎ 真冬の膝までダウンコートでもまだ寒いくらい… こちらでは冬のコートを皆さん4月頃まで着ているし、女性のタイツ姿も6月くらいまでは充分ありです。気をつけないと風邪をひくので、あったかくしてます。

空港のルフトハンザのラウンジで軽く朝ごはんを食べました。典型的なEnglish Breakfastのメニュー。私としては、大きな焼いたトマトが嬉しかったです! f:id:pinacola:20170427155527j:image

Von voyage!

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大切な人との時間

日本へ出張でしばらく戻っている間に、家族、親戚、お世話になっている先生、会社の先輩や同僚、仕事を通じて親しくなった仲間、たくさんの人達と再会しました。たくさんの話をし、本質的に本当に大事なことを教えてもらい、忘れられない豊かな時間を過ごしました。

ひと時日本に戻って過ごす時間だから尚更なのかもしれませんが、どれほど自分が、自分にとって大事な人達と、かけがえのない心の交流をしながら生きているか、生かされているかと、ということを強く感じています。

そして、私はその大切な人達に、父や家族、本当に大事な人へ、離れていても、近くにいても、溢れるほどのかわらぬ深い思いが届くように、できるすべての行動を、していこうと思っています。言葉で伝えることでもあり、言葉にならない思いを届けることでもあり、強くていろいろなことが現実にできる私として行動することでもある。

心が躍るようなきらめく瞬間と、穏やかな優しい思いと普通に過ごすなにげない時間。本当に感謝しています。

<妹とお茶した時のウィンナーコーヒー>

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