リトル・フレンチ・ビストロ 〜Brick Lane & Spitalfields
会社の同僚に連れて行ってもらって知ったBrick Laneにある小さな素敵なフレンチレストランChez Elles。店内はカラフルでポップ、抜群にセンスが良くて可愛くて、すごく居心地がいい。フランス人の女性達が始めたお店だそうで、お店のみなさんもファッションから髪型からお洒落で見とれちゃいます。
お料理もとっても美味しいのです。フレンチのお皿がスターターとメインと、魅力的なメニューがずらり。カニのサラダと、ムール貝のクリーム煮。シノン地方の白ワイン。本格的なしっかりしたお味でした。
この日、食事しながら話をしていたら、一緒した同僚は、ある日遅くなって駅から帰宅している途中、キツネが2匹でダンスしながら遊んでいるのを見たそうです。ロンドンの街から離れた田舎なのだそうですが、自然に囲まれた素晴らしい環境ならではですよね。こちらの多くの英国の人たちは、週末にガーデニングに4〜5時間毎週費やすとしても(これはこれで結構大変そう)、田舎で自然の中で家を持ち、ゆっくり住み過ごすことに価値を見いだしているようです。それが文化だし、受け継がれてきた価値観なんだろうなあ、と思います。
私もいつか野菜やお米作りながら、都会を離れた自然の中でのスローライフしてみたいなあ。
北イタリアゴルフ合宿
8月終わりのLate summer bank holidayの連休、今回は北イタリアのウリフリ州ファガーニャ(Fagagna)にあるリゾートでのゴルフ合宿に参加してきました。この頃のロンドンは既に人々の装いはコート着用で秋仕様となっていましたが、ヴェニス空港に到着すると、そこは完全に真夏!気温が高いし湿度もあって、わー夏だな~、と気分はうきうき。
もともと以前からトーナメントに使われる立派なゴルフコースがあって、そこにリゾートホテルが2年前にできたのだそう。ロビーはカラフルかつシックでおしゃれ、北イタリアなのでオーストリアの国境が近く、山々が見えます。ずっと晴天でしたが、ざっと夕立が降った日は空気が澄んだのかその後、山々のそのまた向こうに白い雪に覆われたアルプスがきれいに見えました。
とにかく参加者みんなで、笑ってよく食べて飲んで、ゴルフをたくさんして、合間の時間に観光もして、最高に楽しい数日でした。食べ物関係については、とてもここで書き切らないので、また少しずつ書いていきたいなと思っています。イタリアは素晴らしく食べ物が美味しい~!ホテルの朝食のフルーツやパン、この地方の有名な生ハムのいろいろ、それで作ったランチのサンドイッチ、海が近いのでレストランで食べた生の手長エビの味…そしてワインにプロセッコ。生まれ変わるならイタリア人になりたい。
さてゴルフの方は、今回は4ラウンド(日が暮れてしまったり、マッサージに行くので途中17ホールで上がったりなどあったけど)と、スイングやショートゲームの練習で、とても充実していました。先生のアドバイスの体重移動、この合宿で体が少し覚えたようなので、このまま忘れないでいたいなあ。謙虚にあくまで自分のゴルフを着実に、作っていきます。
今回はホテルでマッサージも受けました。初体験のホットストーンのマッサージは、すごく気持ちよくてリラックス。サウナやプールには入る時間がなくて残念でしたけれど、きれいで快適でした。夏の陽ざしの中、皆さんもちろんビキニで寛いでいらっしゃいました!
ホテルのお部屋もきれいで広々快適、スタッフの皆さんもとても親切でした。バスの運転手のおじさんも明るく優しく、いろいろな希望にも応じてくださいました(ただし、運転はすごくスピードが出てワイルド)。たくさんの人に会って、おいしいものを食べて、ゆったりしたひと時を過ごして夏を満喫した、素晴らしい休日でした!
今は昔の大正時代~ハイカラさんが通る
数日前の日経新聞に、大正時代を舞台にした大和和紀さんの漫画「はいからさんが通る」が今また人気!との記事が。子供の時、これと「ベルサイユのばら」は、面白くて引き込まれて夢中になって読んだので、すごく懐かしい〜。
主人公の紅緒は、元武家のおてんば娘で、特別きれいとかでもないのですが華族の伊集院忍(通称、少尉)という、超イケメンで素敵な許嫁がいる。ただ紅緒は、大正時代の新しい考え方の女性なので、決められた結婚相手なんて、と素直に受け入れていない。ところが少尉が出征して帰らぬ人となるや、残された少尉の祖父母を支えるべく、職業婦人となり、出版社でバリバリと働くようになる。まあいろいろあって、亡くなったと思った少尉が戻り、紆余曲折あった末に最後2人は結ばれハッピーエンド。
子供ごころに、漫画の中はワクワク感いっぱいで、楽しかった。2つの世界対戦に挟まれた時代や関東大震災などの歴史的イベントもあり、大正ロマンや自由でモダンな思想、芸術などの当時の社会の雰囲気が、すごく伝わってくるんです。また、とてもコミカルで、時々名言風に「見返り期待しいつも親切」など軽いタッチで笑わせてくれる。
– 女学生の紅緒が袴姿で自転車に颯爽と乗っている様子とか、
– 職業婦人として働く洋装の服がとってもオシャレで素敵だったとか、
– 男勝りの紅緒が男性に引けを取らない行動力でいろいろな困難を乗り越えていく様子とか、
– 紅緒が酒乱で飲みすぎてすぐ酔っ払って、いろいろやらかすところ、等々
そんな元気いっぱいで明るいヒロインは、肩ひじ張っているんじゃなくて、仲間や友達がいて、助けあっているのが、また良いのですね。失敗したり、悲しい思いをしたりしながらも、自分で決めて生きていくんですね〜。
「ベルサイユのばら」も、男として育てられた本当は女性のオスカルが主役、フランス革命前夜の貴族階級の軍人として、クールでハンサムでかっこいい。
こういう物語の中の女子達から、子供の私は影響を受け、こういう風になってみたいな〜とどこか思っていたのかも。
「はいからさんが通る」からの名言です。
「わたくしたちは殿方に選ばれるのではなく、わたくしたちが殿方を選ぶのです」
「人がなんと言おうとどう思おうと、お嬢さまはお嬢さまなりの恋のとげかたをなさればいいんです」
ロンドンでイタリアン、スパニッシュ
ロンドンは既に秋の空、ふとした時に冬の空気すら感じるようになりました。それで8月というのに、トレンチコートにタイツが登場。かと思えば夏の陽射しが戻って、今日あたりは久しぶりの爽やかな晴天。夏も今年はこれで最後かしら。
今週ロンドンで訪れたお店、イタリア料理のIn Parma。トッテナムコートロードから近く、小さな雰囲気のよいお店が並んでいる辺り。その名のとおり、パルマに所縁のある生ハムやパルメザンチーズなどにこだわりのイタリアンのお店だそうです。前菜のハム盛り合わせ、豪華でした!種類がいろいろ、噛むほどに味があって、それぞれ違う。
そして昨日は、ビクトリア駅から歩いて、こちらも小洒落た食べ物屋さんが並ぶ通りにあるAbout Thymeというスペイン・地中海レストランで、会社の女性の同僚の歓送会。お料理はとっても美味しく、料理もたっぷりあって、大満足でした。デザートの洋梨のコンポートが、絶品でした(^。^)
女性が多かったので、やや女子会的な乗りだった気もしますが、ここロンドンでの生活、イギリスに暮らすことの楽しさといろいろな不思議について、たくさん話しました。あとやっぱりロンドンだな、と思うのは、長い冬の期間は、刺繍とか編み物とか、部屋の中ですごく集中して取り組む手仕事は、定番みたいです。私もこの冬、編み物トライしたいなあ。
リコー全英女子オープン 2017 観戦
8月初め、女子ゴルフのメジャートーナメント、全英オープンを観戦してきました。今年は、スコットランドのKingsbarnsという町にある、キングスバーンズ・ゴルフ・リンクスでの開催。エジンバラ空港から車で約1.5時間。ゴルフ発祥の地セントアンドリュースのすぐお隣にあり、とってもきれいな海岸線にあるコースでした。
見ていて思ったのは、選手の皆さん全く力みがないということ。なのに、ターフはすごく取れるので、ショットは力強いってことですね。とっても淡々としています。あとは、下半身がずっしり安定して、全然揺るがない。すごいなあ。
リディア・コーさん、ミシェル・ウィーさんの組に着いて回りましたが、ミシェルさんは、背が高くて体格は男性並みです。腰もすごく落とした感じのショット。リディア・コーさんは今回あまり奮わなかったようですが、力強いショットとグリーンでの傾斜を慎重に確認する姿が印象的。そういえば、ミシェル・ウィーさんは、ずっとキャディーさんと話をしていろいろ確認しながらプレーしていました。初日ってこともあるのでしょうけれど、やはりキャディーさんのアドバイスは大事なのですね。
その後は宮里藍さん、ポーラ・クレーマーさんの組。藍さんは、とっても小柄でびっくりでした。今年で現役引退されるので、最後の全英オープン。ポーラ・クレーマーさんはピンクパンサーのヘッドカバーが、可愛かった!
途中、スコールのような土砂降りになって、試合中断。空を見続けていると、雲行きで雨が降りそう、ってだんだんとわかってくるみたいです。
あくまでマイペースでひたすら自分のゴルフをするのみ。良くても悪くても淡々と。勉強になりました〜。
ボイストレーニング発表会&歌うこと
今回の帰国の間、ボイストレーニングの発表会(もう5回目)があり、歌いました!
ライブハウスで、歌うのはポップスで、カラオケをバックにですが、プロのすご腕PAの方が私達素人にも手を抜かずに音を作ってくださるので、舞台に立ってライトを浴びると、本当の歌手になったようです。楽しかった!
↓リハーサルの一コマとライブハウスの雰囲気
先生は、関西ではクラッシック、東京ではポップスを教えていて、私は今ロンドンからFaceTimeでレッスンしています。技術と指導は本質的で的確で、でもレッスンは楽しくて面白くて笑ってばかり、でも目指す方向性のためには妥協は一切なし。いつも元気をいただいています。
上手く、きれいに、音程を外さず、歌詞を間違えず歌ってつまらない歌になるくらいなら、ズレても粗くても声にならなくても、体でしっかり息をして表現する方がずっとずっと感動に近い。クラッシックもポップスも共有している。何のために歌うのか、いろいろあると思うけれど、いつか感動する歌を歌いたい! そのために何ができたらいいかは、よくわかってきているのですが、まだまだ体がするすると動かない。すごくシンドイことなので、さぼりたくなる… できたことを、忘れてしまう… まだまだ挑戦は続きます。
歌のことを書くのは難しいなあ...何かいつも言い足りないような気がしてしまって。
ロンドンに戻る前日のレッスンでは、今井美樹さんの「瞳が微笑むから」を練習。その後、カラオケ屋さんで、これからの練習用の伴奏カラオケをCDに録音。中島美嘉さん「雪の華」 、プリンセスプリンセスの「Diamonds」、浜崎あゆみさんの「Seasons」などをとりあえずロンドンへ持ち帰ります。Diamondsは素晴らしい曲だけれども、歌い方次第では単なるカラオケ熱唱になってしまうリスクのある曲。歌ってはダメで、とにかく叫び続けられないと…。Seasonsはロック風ですごくカッコいいけど、歌はやや単調すぎるかな… それからロンドンに戻るフライト中で聞いた、中森明菜さんの「スローモーション」、薬師丸ひろ子さんの「あなたを ・もっと・知りたくて」も、すごく懐かしいけどいい曲だなあ〜。